目次
はじめに
皆さんこんにちは、卯月ユウトです。
今回取り上げる本は、YouTubeチャンネル『みのミュージック』で音楽評論を行ったり、バンド『ミノタウロス』としても活動する みの さんの「戦いの音楽史」です。
感想
読みはじめてまず思ったのは、読みやすいということです。
音楽史に限らず、こういった実用書の類は難しい言葉が多く読みづらいと感じる方も多いのではないでしょうか? この本は平易な言葉で100年のポップスの流れを簡潔にまとめていて、音楽史に初めて触れる方にもお勧めできます。
ネット上の感想には「浅い」と指摘しているものもありますが、そこはこの本のスタンス的に仕方がないのかなとは思います。
みのさんも「はじめに」で書かれていますが、音楽ジャンルが生まれた背景などを知っていると、音楽を聴くという行為そのものの質が上がります。このアーティストは何処の出身だからこの要素が入っているんだなというように考察しながら聴けば、何気なくスルーしていた音楽もきっとまた違って聞こえてくるでしょう。
多岐にわたるポップスの歴史が、時代背景や社会問題を交えながらもコンパクトにまとまっているので、『音楽を知る』入り口としてもってこいの内容だと私は感じました。
ぜひ、いろんな方に読んでいただきたい(特に10〜20代くらいの若い世代)ですし、その時には紹介されている曲を聴きながら味わって欲しいです。
私も、改めてさまざまなアーティストの曲を聴いて、当時の世界に想いを馳せてみたいと思います。
さいごに
みのさんは、3月に新たな書籍「にほんのうた 音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史」を発売される予定です(私は予約済みです)。これまでなかなか日本の音楽の通史というものはなかったので、どのような書籍になっているのか非常に楽しみです。
それでは、また。
↓戦いの音楽史
↓にほんのうた
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