卯月ユウトの読書日記

読んだ本を記録する、読書好きの交流の場です。

レビュー

好きで溢れたありのままのエッセイ -「帆立の詫び状 てんやわんや編」新川帆立 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回取り上げる本は、作家・新川帆立さんのエッセイ『帆立の詫び状 てんやわんや編』です。 新川さんは第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状…

普通の人の物語、だからこそ共感できる! -「自転しながら公転する」山本文緒 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回私が読んだ作品は、山本文緒さんの「自転しながら公転する」です。この作品は第16回中央公論文芸賞と第27回島清恋愛文学賞を受賞し、2021年の本屋大賞にもノミネートされ、松…

ひねくれが面白い -「黒いマヨネーズ」吉田敬 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回取り上げる本は、お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」のボケ担当・吉田敬さんのエッセイ『黒いマヨネーズ』です。私はこれまであまりエッセイを読んできていなかったのですが…

圧倒的な透明感 -「WANDERLUST」森七菜(撮影:山田智和)

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回は、森七菜さんの写真集『WANDERLUST』の感想を書いていきたいと思います! ※ブログで写真集の感想を書くのは初めての試みです ちなみに、今回の写真集は映画「四月になれば彼…

青さ溢れる意欲作 - 「腹を割ったら血が出るだけさ」住野よる 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。今回は、住野よるさんの「腹を割ったら血が出るだけさ」の感想を書いていきたいと思います。 住野さんといえば、実写映画化やアニメ映画化もされた大ヒットデビュー作「君の膵臓を…

自分を変えたい二人の物語 -「言葉のいらないラブソング」河邉徹 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回取り上げるのは河邉徹さんの「言葉のいらないラブソング」です。 この本には、書店でなんとなく良い本ないかな〜と思いながら見て回っていた時に出会いました。読書が好きで、…

初心者にもわかりやすい音楽史の入門編 -「戦いの音楽史 逆境を越え 世界を制した20世紀ポップスの物語」みの 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回取り上げる本は、YouTubeチャンネル『みのミュージック』で音楽評論を行ったり、バンド『ミノタウロス』としても活動する みの さんの「戦いの音楽史」です。 みのミュージッ…

青春小説の新定番 - 「オルタネート」加藤シゲアキ 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回はアイドルグループ・NEWSのメンバーでもある加藤シゲアキさんの「オルタネート」の感想・レビューを書いていきたいと思います。 この作品は2021年に吉川英治文学新人賞、高校…

謎は残ったまま - 「となりのナースエイド」知念実希人 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 2024年最初の一冊は、本日1月10日より日本テレビで放送スタートする川栄李奈さん主演のドラマ『となりのナースエイド』の原作小説です。 著者の知念実希人さんは私が好きな作家の…

推しは“背骨”である - 「推し、燃ゆ」宇佐見りん 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんお久しぶりです。 私、卯月ユウトは2023年春に就職をしたことでなかなか本を読む機会を作れず、そしてブログ更新をする時間もなく、気づけば夏も終わりという頃合いになってしまいました。 さて、今回は芥川賞の…

フィクションでありノンフィクションである...... - 「機械仕掛けの太陽」知念実希人 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さん、明けましておめでとうございます(遅い!)。前回の更新からすっかり時間が経ってしまいました……。というのも、私は今年度で専門学校を卒業し、就職するという段階でして。無事に内定をいただきまして、その企…

逆境に争う正反対の2人 - 「アキラとあきら」池井戸潤 著

はじめに 感想 さいごに はじめに 今回は、池井戸潤さんの『アキラとあきら』の感想を書いていきたいと思います。 感想 町工場の社長の息子である山崎瑛と、大企業の社長の息子である階堂彬。2人のアキラがともに銀行マンとなり逆境にあらがう青春ストーリー…

誰かの支えになること - 「今夜、世界からこの恋が消えても」一条岬 著

目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回は、一条岬さんによる青春小説『今夜、世界からこの恋が消えても』について書いていきたいと思います。 この作品は第26回電撃小説大賞で《メディアワークス文庫賞》を受賞した…

甘くて切ない恋の物語たち -「ケーキ王子の名推理6」七月隆文 著

七月隆文さんの『ケーキ王子の名推理6』の感想・レビューです