目次
はじめに
皆さんこんにちは、卯月ユウトです。
今回取り上げる本は知念実希人さんの『ヨモツイクサ』です。普段ホラー小説は読まないのですが、好きな作家である知念さんの作品ということで読んでみました。
感想
物語の舞台は、一昔前に一家が忽然と姿を消した神隠し事件を受け、アイヌの人々から「禁域」として恐れ言い伝えられている北海道旭川の黄泉の森。そこに棲んでいる、人間の腹を生きたまま裂き、内臓から食い散らかす悍ましい生き物の正体に、医師である主人公の佐原茜が迫っていきます。
ヨモツイクサというその生き物の描写は非常に恐ろしく悍ましいもので、黄泉の森で起きた事件がヒグマの仕業であったなら、幾分かマシだとさえ思うほどでした。
ヨモツイクサという生物はなぜ生まれたのか。神隠し事件はどのようにして起こったのか。徐々に明かされていく真相は恐ろしくて何度か読むのをやめようかと思いましたが、ページを捲る手は止まらず一気読みしてしまいました。
終盤のとあるページに辿り着いた瞬間、全身が粟立つような感覚を覚えました。そのページは読めばすぐにわかると思います。ぜひ、実際に書籍を手に取って、初めから順に読んでいって味わっていただきたいです。
感想を書けば書くほどネタバレになりそうなので、この辺にしておきます……。
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さいごに
ここまで、知念実希人さんの『ヨモツイクサ』の感想を書いてきました。
普段あまり読むことがないホラー作品ですが、しっかり楽しんで読めました。知念さんは下記ポストで来年新たなホラー作品を出したいと仰っているので、そちらも楽しみに待ちたいと思います。
来年はホラー小説出したい✨
— 知念実希人【公式】 (@MIKITO_777) 2024年11月5日
というか、だします✨
(ちねん) https://t.co/1p9l7Pm18B
それでは、また。
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