目次
はじめに
皆さんこんにちは、卯月ユウトです。
今回取り上げる本は、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太さん(以下 山ちゃん)のエッセイ『天才はあきらめた』です。
感想
この本を手に取ったきっかけは、昨年放送されたドラマ『だが、情熱はある』を観たことです。ドラマが面白く家族揃って楽しみに観ていたので、その作中のエピソードが出てくるエッセイとの帯の文言を読み「きっと面白いはずだ!」と購入したのです。
その期待を裏切ることなく、非常に楽しく読ませていただきました。
ドラマでもしっかり描かれていたのですが、『足軽エンペラー』時代の山ちゃんの過去の暴君っぷりには改めて腹が立ちました笑
まあ、今現在は反省して暴君山里は現れないようになっているようで何よりです。朝の情報番組の司会ができるほどに好感度があるということでしょうし、私自身ドラマを読むまでは山ちゃんの黒いところには全く気づいていなかったですからね……。
印象に残っているフレーズは、
- 張りぼての自信
- 嫉妬をガソリンに変える
です。
些細なことでも小さい自信を貼り付け続けて立派な「張りぼての自信」を作り上げ、それが結果として諦めの気持ちをも跳ね返したのだという。そして「嫉妬をガソリンに変える」は、嫉妬を文字通り前へ進んでいくエネルギーにして努力するということ。
言いたいことはわかるのですが、いくら小さな自信を積み上げたとしても、私をはじめ普通の人ならば困難にぶち当たった段階で折れてしまうと思う。嫉妬をしたとしても、そこでそれをガソリンに変えて努力できる山ちゃんは、やはり天才、努力の天才なのだと思います ←本人は天才はあきらめたと言っていますが……
なかなか実践することは難しいかもしれませんが、私も見習っていきたいです。
巻末の若林正恭さんの解説は、
逆に、山里亮太を天才だと思わない人ってこの世にいるのだろうか。
という一文で始まります。終始、この本を読んでいる中で感じていたことをそのまま言語化してくれたような解説で、「本当にその通りだ」と共感しっぱなしでした。
ちなみに、若林さんのエッセイ『社会人大学人見知り学部卒業見込』や『ナナメの夕暮れ』も非常に面白いのでおすすめです(久しぶりに読み返してみようかな)。
さいごに
ここまで南海キャンディーズ・山ちゃんのエッセイ「天才はあきらめた」の感想を書いてきました。
山ちゃんの嫉妬や挫折、そしてそれをどう乗り越えたかが赤裸々に綴られており、下手な自己啓発本よりも参考になりそうな内容が盛りだくさんでした。悩める様々な方に読んでもらいたいなと思います。
それでは、また。
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