卯月ユウトの読書日記

読んだ本を記録や文学賞のまとめなど。読書好きの交流の場です

超ストイックな執筆過程を知れる一冊 -「超合理的!ミステリーの書き方」中山七里 著

目次

 

はじめに

皆さんこんにちは、卯月ユウトです。

今回は「さよならドビュッシー」などのヒット作品で知られる中山七里さんの『超合理的!ミステリーの書き方』の感想を書いていきたいと思います。

 

感想

まずこの本を手に取ったきっかけから。先日、私の好きな作家である知念実希人さんのこちらの投稿を見た際に面白そうだなと思ったので、読んでみることにしました。

内容としては、書籍タイトルの通り中山七里さんの執筆過程を紹介してくださるというもの。読書好きの私も作家の方々の執筆の方法までは知らないので、大変興味深く読ませていただきました。

 

ただ、読んでいて感じるのはこの人相当やばい人じゃない?ということ。それが特によくわかる部分を書くとすれば、

  • 頭の中で文章は出来上がっていて、あとは打ち出すだけ
  • トイレは1日1回だけ
  • 気分の浮き沈みはない

といったところでしょうか。凄すぎるし、もしやサイコパスなのではないか?と思ってしまうほどです。書くために食事をして、書くために読書をしたり映画を見たりしてそのエッセンスを取り入れてるそう。そして一度読んだり見たりしたものの内容はしっかり覚えていると。はい????

 

ちなみに、本書の帯には “個性や才能は不要。常識と普通の思考能力さえあればいい。” との言葉がありますが、一冊読み終えると「嘘つくな!」と言いたくなります笑。

確かに中山さんは小説家として、ストイックに努力をしているのですがね……(どう考えても過度だし普通ではないです)。なるほどなと思う考え方も多々書かれているのですが、それ以上に中山さんが超人だということを感じさせられました。

 

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さいごに

ここまで、中山七里さんの『超合理的!ミステリーの書き方』の感想を書いてきました。

超合理的なのか、帯の文章は合っているのかはさておき、中山さんの作家としての矜持がよくわかる一冊でした。

それでは、また。